
コンギってどういう遊びなの?
コンギのルールも知りたいけど、勝つコツも知りたい!
「コンギ(공기)」は、韓国に古くから伝わる伝統的な遊びで、日本のおはじきやお手玉に似た、シンプルながらも奥深い魅力を持つ石拾いゲームです。
この記事では、コンギの基本的なルールから、レベル別の詳しい遊び方、そして上達するためのコツや、遊びを通して得られる知育効果まで分かりやすく解説します。
子どもから大人まで世代を問わずに楽しめるコンギ遊び。
ぜひ最後まで読んで遊んでみてくださいね。

- 子ども3人(12歳、9歳、3歳)の現役ママ
- 知育玩具アドバイザー
- 地域のプレイルーム運営に携わって9年目
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コンギ遊びの基本情報

コンギは、5つの小さなプラスチック製の石(コンギ)を使って遊ぶ、韓国の伝統的な室内遊びです。
もともとは、同じくらいの大きさの小石を使って遊ばれていました。
韓国では「コンギノリ(コンギ遊び)」と呼ばれていますよ。
手の甲に乗るサイズの小さな物さえあれば、どこでも気軽に楽しめるのが特徴で、一人で技を磨くもよし、友達や家族と点数を競い合うもよし、様々な楽しみ方ができます。

シンプルながらも、手先の器用さや集中力が試されるゲーム性は、子どもだけでなく大人も夢中になりますね。
近年では、人気ドラマ「イカゲーム2」に登場したことでも注目を集めました。
コンギの遊び方ガイド

それでは、具体的なコンギの遊び方をステップ別で見ていきましょう。
①準備すること
まず用意するものが、コンギ。5個を1セットで使います。

専用のものがなくても、同じくらいの大きさ(直径2㎝ほど)のサイコロやおはじきなどでも代用可能!
遊ぶ場所は、平らな床やテーブルの上など、コンギが弾まずに撒けるところがいいですよ。
②基本ルール
コンギを遊ぶ際の基本的なルールと流れを解説します。
まず、プレイヤーは床に座るか、テーブルを囲んで椅子に座ります。
複数人で遊ぶ場合は、じゃんけんなどで順番を決めましょう。

ゲームを始める前に「先に5点を取った人の勝ち」というように目標点数を決めておくと、勝敗が明確になり、より一層楽しめますよ。
ゲームの基本動作と流れ
コンギの基本的な流れは、「撒く → 投げる → 拾う → キャッチする」という一連の動作の繰り返しです。
プレイヤーは難易度1から順番に挑戦し、各難易度をクリアするごとに1点を獲得します。
難易度が上がるにつれて、一度に拾うコンギの数や方法が変化し、より高度な技術が必要になりスリルもアップ。
失敗(ミス)と交代のルール
以下の場合はミスとなり、次のプレイヤーに順番が交代するので気をつけましょう。
- 投げたコンギをキャッチしそこなった場合
- 拾うべきではない床のコンギに触れてしまった場合

自分の番が再び回ってきたら、前回失敗した難易度から再挑戦するのが一般的なルールです。
それでは、難易度順にルールを見ていきましょう。
③難易度1
「1個ずつ拾う」 レベルです。
- コンギを5個、床に撒きます。
- そのうちの1個を拾い、真上に投げます。
- 落ちてくる前に、床にあるコンギを1個拾い、投げたコンギをキャッチします。
- これを繰り返し、床にある4個のコンギを全て拾い集めたらクリアです。
④難易度2
「2個ずつ拾う」 レベルです。
- 再びコンギを5個、床に撒きます。
- 1個を真上に投げ、落ちてくる前に床のコンギを2個同時に拾い、キャッチします。
- もう一度同じ動作を繰り返し、残りの2個も拾い集めたらクリアです。
⑤難易度3
「3個と1個を拾う」 レベルです。
- 再びコンギを5個、床に撒きます。
- 1個を真上に投げ、落ちてくる前に床のコンギを3個同時に拾い、キャッチします。
- 次に、残った1個を同じように拾い集めたらクリアです。
⑥難易度4
「4個まとめて拾う」 レベルです。
- 手のひらに5個全てのコンギを持ちます。
- そのうちの1個を真上に投げ、落ちてくる前に残りの4個をそっと床に置きます。
- そして、落ちてくるコンギをキャッチします。
- 再度、手に持った1個を真上に投げ、落ちてくる前に床に置いた4個を全てまとめて拾い、キャッチできたらクリアです。
⑦難易度5
「手の甲でキャッチする」 レベルです。これが最終関門です。
- 手のひらに5個全てのコンギがある状態からスタートします。
- 5個のコンギをそっと真上に投げ上げ、手の甲で受け止めます。
- 手の甲に乗ったコンギを再び真上に投げ上げ、それを全て手のひらでキャッチします。
このとき、キャッチできたコンギの数が得点になります。
手の甲に乗せるコンギの数に年齢などのハンデをつけて遊ぶとフェアに遊べますよ。
コンギ遊びで勝つコツ

シンプルながら奥が深いコンギ。
勝つためには、そして難しいレベルをクリアするためにはいくつかのコツがあります。
①難易度が上がったときのコツ
難易度3以上では、複数のコンギを同時に拾う必要があります。
このとき、コンギを撒く技術が重要。
拾いたい数のコンギがなるべく近くに固まり、他のコンギとは離れている状態が理想的です。
力任せに投げるのではなく、拾いやすい配置になるように、そっと転がすように撒くのがコツ。
焦ると失敗しやすくなるため、落ち着いて一つひとつの動作を確実にこなすことを心がけましょう。
②難易度5のときのコツ
最難関の難易度5では、手の甲に乗せる技術が求められます。
コンギがあまり高く上がらないようにしたり、手のひらを素早く返し乗せやすいように準備するのがコツ。

難易度5は手の甲に何個載せられるかが勝負のカギとなりますよ。
③とにかく練習する事が1番のコツ
最終的には、練習量がものを言います。
何度も繰り返すうちに、コンギの重さや大きさ、最適な力の入れ具合が指先に馴染んできます。
地道な練習こそが、上達への一番の近道といえるでしょう。
コンギ遊びで得られる知育効果

コンギ遊びは、楽しいだけでなく、子どもたちの成長に役立つ様々な知育効果が期待できます。
①目と手の協応力
玉を投げ上げ、拾い、キャッチする一連の動作は、目で見た情報に合わせて手を正確に動かす「目と手の協応力(ハンドアイコーディネーション)」を養います。
例えば、ボール遊びや楽器演奏、書道や絵画など、目と手を協調させる活動全般に良い影響を与えます。
特に幼児期にこの能力を鍛えることで、将来的な学習能力や運動能力の基礎に繋がるでしょう。
②集中力
投げ上げた玉が落ちてくるまでの短い時間に、他の玉を拾い上げるという作業は、高い集中力を必要とします。
特に難易度5では、複数の工程を順番に正確にこなす必要があるため、持続的な集中力が求められます。
遊びを通して、自然と集中力が身につくでしょう。
③空間認識力
地面に散らばった玉の位置関係を把握し、効率的に拾い上げる方法を考えることで、物の位置や形、空間を認識する「空間認識力」が鍛えられます。
特に難易度が上がると、石をどこに置くか、どの配置なら次の段階で拾いやすいかなど、三次元的な空間把握能力が求められます。

のちに算数の図形問題や、地図の読み取りなどにも役立つ能力です。
また、手の動きをコントロールする際にも、空間内での自分の手の位置を正確に把握する必要があります。
この能力は運動能力の向上にもつながります。
コンギ遊びでよくある質問

コンギ遊びでよくある質問をQ&A形式で見ていきましょう。
- Q何歳から遊べますか?
- A
明確な対象年齢はありませんが、一般的にルールがわかる4~5歳頃から楽しむことができます。
ただし、コンギは小さいので、お子様が口に入れてしまわないよう、必ず大人の監督のもとで遊ぶようにしてください。
ルールが簡単なため、子どもからご年配の方まで、世代を超えて一緒に楽しめるのが魅力です。
- Qどんな時に遊べますか?
- A
家族団らんはもちろん、誕生日パーティーやイベント、日常的に遊べます
静かに集中して遊べるため、雨の日の室内遊びにもぴったりです。
- Qコンギの代用品はありますか?
- A
専用のコンギがなくても、同じくらいの大きさ・重さの物で代用可能です。
例えば、サイコロ、おはじき、大きめのビーズ、消しゴムなど。
とはいえ、ケガなどに繋がらないよう代用品は自己責任でお願いします。
- Qコンギはどこで買えますか?
- A
Amazonや楽天市場などのオンライン通販サイトで買えます。
韓国に行く機会がある方は、韓国の文房具店やおもちゃ屋、スーパーなどで購入できます。
コンギの遊び方ガイド|まとめ
今回の記事では、コンギの遊び方ガイドとして基本ルールや勝つコツ、遊びで得られる知育効果まで解説しました。

コンギは、シンプルなルールの中に、挑戦する楽しさや達成感が詰まった、知育効果も高い魅力的な遊びです。
ぜひ家族や友人と一緒にコンギで遊んでみてくださいね。
コンギ遊びのような知育効果で、おうち時間に子どもの成長を楽しくサポートしたい方は、以下をチェック!

