子どもにおもちゃを与えるとき、こんな事思いませんか?
- ついついおもちゃを与えすぎちゃうけど、このままでいいのかな?
- おもちゃを与えすぎて子どもに悪影響がでたらイヤだな。
子どもの成長には欠かせないおもちゃ。
でも実は、おもちゃを子どもに与えすぎると悪影響という研究結果があります。
悪影響って言われても…。
子どもはおもちゃ好きだしどうしたらいいの?
本記事では、おもちゃを与えすぎると悪影響と言われる2つの理由と、悪影響にしないための方法を紹介します。
ぜひ子どもとおもちゃを良い関係にする参考にしてください。
「おもちゃを与えすぎると悪影響」と言われる2つの理由
おもちゃの与えすぎが子どもに悪影響と言われてる理由は以下の2つです。
- トレド大学の研究結果
- ネットや周囲の反応
①トレド大学の研究結果
アメリカのトレド大学が行った研究結果で、おもちゃを与えすぎると以下の影響があることが示唆されています。
この研究では、1歳半~2歳半の子ども36人を対象に2つのグループに分かれて遊ぶ様子を調査。
すると、おもちゃが少ないグループの子どもの方が1つのおもちゃで長く遊んだり集中して探索したり、創造的に遊ぶことができました。
このことから、おもちゃの与えすぎは子どもに悪影響と言われています。
論文をわかりやすく解説しているメンタリストDaiGoさんのブログが参考になりますよ。
②ネットや周囲の反応
ネットや周囲の反応で「おもちゃの与えすぎが子どもに悪影響」と言われています。
口コミから主な影響は以下。
おもちゃの与えすぎにより子どもが「また買ってもらえる」と思い、おもちゃを大事にしないという声がありました。
本当におもちゃを大事にしなくて困る!壊れてもパパやおばあちゃんがすぐ買い与えるのがいけないのかしら。
欲しいおもちゃが手に入る環境だと子どもはすぐおもちゃを欲しがるという口コミ。
子供におもちゃ与えすぎ問題について考えてみる。よく行くお店で無料でおもちゃをもらえた。次の日行ったらもらえなかった。おもちゃが欲しいと号泣し駄々こね。子供や孫がかわいいからと欲しいと言ってもいないのに買い与えすぎている大人の責任でもあるのかなと感じた。子供はおもちゃもらい過ぎてる
— ぶるっち🐰 (@buttiandi) March 28, 2022
おもちゃを与えすぎたら、おもちゃはあり過ぎてしまいますね。おもちゃで部屋が散乱するという声がありました。
息子のおもちゃの一部は捨て、残りは棚の上や引き出しにしまったら、とりあえず部屋がさっぱりして気持ちよくなった☺でもまた、おもちゃ出されて、数日のうちに部屋がぐちゃぐちゃになるんだけどな💦ほんと、おもちゃあり過ぎ~~!!
— あんちゃん (@percussion1113) May 7, 2017
おもちゃ与えすぎちゃうと収集つかなくて、結局子どもが片付けしないから部屋がぐちゃぐちゃになるんです。
おもちゃの与えすぎが絶対に悪影響とは言えない3つの理由
わたしは、おもちゃの与えすぎが必ずしも子どもに悪影響とは言えません。
理由は以下の3つです。
- 調査方法に疑問点がある
- 家庭環境や性格によっても変わる
- 遠藤式子育ち理論
①調査方法に疑問点がある
なぜなら、トレド大学の研究結果も以下の理由があるからです。
②家庭環境や性格によっても変わる
ネットや周囲の「おもちゃの与えすぎが悪影響」に関しては、ご家庭の環境や子どもの性格にもよって変わる可能性があります。
SNSでも子どもの頃におもちゃがたくさんあったが、創造したり工夫したりして遊んだという声がありました。
わたしもおもちゃいっぱいあったな。おもちゃだらけだったな〜(チラッ)
— デジル@ゲームもっとやりたい (@dejikodeji) December 2, 2022
でも、たくさん想像してごっこ遊びしたし、ダンボールで作ったものもあるから、おもちゃ与えすぎがよくないとは思えないの。
「おもちゃを買わない子育て」で有名なタレントの千秋さんも、誕生日やクリスマスには「これでもか!」ってほど、子どもにおもちゃを与えています。
ですが、お子さんは想像力豊かな遊びをされていますよ。
詳しくはどうなの?「おもちゃを買わない」子育て法!得られる効果や実践のポイントを現役3児ママが解説を参考にしてください。
③遠藤式子育ち理論
遠藤式子育ち理論を子育ち講座で学んだときに「おもちゃはたくさんあった方がいい」というお話がありました。
以下が「子が自ら育つ力」に着目した遠藤式子育ち理論を講座で学んだ内容の一部です。
上記でいう「おもちゃ」とは、子どもが欲しがるようなおもちゃではありません。
おもちゃと言えどカテゴリーが違うので注意してくださいね。
おもちゃの与えすぎで悪影響にしない方法
それでは子どもにおもちゃの与えすぎで悪影響にしない方法は以下の2つです。
- おもちゃの環境を整える
- おもちゃを見分ける
①おもちゃの環境を整える
まずはおもちゃの環境を整えましょう。
- 整理整頓
- おもちゃはディスプレイ
- おもちゃが散乱したら元に戻す
子どもが自分でおもちゃを手に取り、元に戻しやすい工夫が必要です。
児童館やプレイルームなどをイメージしてください。
「子が自ら育つ力」に着目した子育ち講座のおもちゃ空間は、たくさんのおもちゃがあっても子どもは集中して遊んでいました。
おもちゃがディスプレイのようにきれいに並んでいると子どもは選択しやすく、集中して遊べますよ。
ただし、子どもが遊んでおもちゃが散乱したら親は何も言わずに元に戻すことが重要。
散乱した状態では、気が散って集中できないのは大人も子どもも一緒ですね。
そして「お片付けしてから次のおもちゃ遊ぼう」だと、遊びが遮断されてしまうのでご飯前やお風呂前など、生活の場面に切り替わる時に子どもと一緒にお片付けをしましょう。
②おもちゃを見分ける
つぎに、どんなおもちゃがいいのか見分けましょう。
子どもが欲しがるようなおもちゃの与えすぎには注意してくださいね。
知育玩具のようなシンプルおもちゃがおすすめです。
どうやっておもちゃを見分けるのか詳しくは【アドバイザーが解説】子どもにいらないおもちゃと必要なおもちゃを見分ける4つのポイントの記事を参考にしてくださいね。
Q.一人っ子におもちゃを与えすぎるとどんな影響がある?
A.一人っ子だから悪影響になるとは言えません。
なぜなら一人っ子でも兄弟がいても、ご家庭の環境はさまざまだからです。
たとえば兄弟がいても年が離れているから下の子はおもちゃ独り占めできる場合もありますよね。
一人っ子でも兄弟がいても、おもちゃで良い影響を与えてあげましょう。
まとめ|おもちゃの環境を整えて良い影響にしよう
子どもにおもちゃを与えすぎると悪影響と言われる理由と悪影響にしないための方法を紹介しました。
おもちゃは子どもの成長に必要不可欠。
ただし、おもちゃの環境を整えられるのは親だけです。
とはいえ、おもちゃ選びや与えすぎが心配な方はおもちゃのサブスクがおすすめ。
ぜひおもちゃといい関わり方をして、子どもに良い影響を与えてあげましょう。