「知育」が大事ってよく聞くけど、そもそも「知育」ってなに?
子どもの学びや成長に重要な役割を果たす「知育」。
とはいえ、実際にどのようなことをするのか、知育をすることによってどんな影響があるのか詳しく知りたいですよね。
本記事では、知育の目的やメリット・効果的な取り入れ方について解説します。知育を取り入れて、子どもの脳の発達に良い影響をあたえてあげましょう!
知育で子どもたちの未来をより良くするためのヒントにしてくださいね。
知育とは教育の基本となる三育の1つ
知育は、子どもの心と知識の発達を促し、将来に向けた基礎を築く三育の1つです。
三育とは「知育・体育・徳育」が教育の基本であると、イギリスの学者ハーバート・スペンサーが1861年に「教育論」で発表した考え方。
日本の教育基本法、第1章「教育の目的」にも知・体・徳と、三育の考え方である内容が記されています。
幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
文部科学省/教育基本法
約160年前からある教育論ですが、現在の日本でも学習指導要領として続いていますね。
知育が重要な理由
なるほど~。知育の基礎知識はわかったけど、そんなに重要なの?
幼い時期から知育を取り入れると、子どもの学びや発達に多くのメリットをもたらします。
知育を通じて、自主的にものごとを考える力が育つことから、思考力・考察力・判断力・行動力・想像力・表現力などが養われます。
学校や社会生活の基礎となる能力が育ち、国際社会で活躍できる人材を目指せるでしょう。
2000年の学習到達度調査では、幼児教育に力を入れているフィンランドなど欧米諸国が上位。
幼児期に「知育」を行う重要性が再認識されました。
脳が発達する0~6歳頃の知育は、将来の地頭の良さにつながる要素が含まれています。
知育は、家庭でも取り入れやすいので実践してみましょう!
知育の効果的な取り入れ方
子育てに知育を効果的に取り入れる方法は以下です。
- 知育アプリやゲームを使う
- 知育玩具を使う
- 知育教材を使う(幼児教材)
- 知育教室に通う
- 日常生活で知育を体験する
詳しくみていきましょう!
①知育アプリを使う
スマホの知育アプリを使えば、簡単に知育が導入できるのがメリットです。
外出先や移動中でも手軽にできますね。
ただし、スマホの子ども向けコンテンツは、子どもが使いやすく夢中になりやすいようにできています。
夢中が依存にならないように気をつけましょう。
液晶画面との距離や長時間の使用で、目や姿勢が悪くなったり、ブルーライトを浴び続けることで寝つきが悪くなったりとデメリットもあります。
大切な親子のコミュニケーションが減らないように、ルールを作ったり工夫してくださいね。
②知育玩具を使う
知育玩具と呼ばれるおもちゃは、遊びながら自然に思考力や想像力を伸ばします。
スマホアプリにはできない、実際に五感を使って体験するという大事な刺激を与えてあげれるのも知育玩具の良いところ。
知育玩具は親子のコミュニケーションをも豊かにしてくれますよ。
知育玩具はどれを選べばいいかわからない方や、知育玩具が高価でそろえるのが大変という方は、知育おもちゃのサブスクの利用を検討しましょう!
知育玩具もレンタルの時代。知育おもちゃのサブスクで、賢く知育を取り入れたい方は参考にしてください↓
③知育教材を使う(幼児教材)
知育教材(幼児向け教材)は、ドリルなどのワークブック教材です。
えんぴつやハサミなどを使った机上での知育がメインになります。
当サイト「知育ワールド」でも、知育プリントの無料ダウンロード配布を追加しました。
知育教材(幼児向け教材)は本屋さんにもドリルが売っていますが、通信型は子どもの興味が高まる仕組みが多く、飽きずにできるからオススメ。
0歳児教育でもおなじみの「こどもちゃれんじベビー」は、知名度と利用者ともに高いです。
とはいえ、すべての家庭におすすめとは言えません。
詳しくはこどもちゃれんじベビーはいらない家庭の特徴5選の記事をチェック!
知育教材(幼児向け教材)は、遊ぶというよりお勉強要素が強いですね。
就学前にお勉強メインの知育をしたい方は、知育教材(幼児向け教材)を利用するのもありです。
算数に力を入れたい方は、RISUのタブレット教材でまずはお試ししてみましょう。
④知育教室に通う
本格的にしっかりと知育を学べるのが知育教室。
各教室で特色があるので、教室選びが大事になります。
モットーやカリキュラム、指導方針などが異なるので、必ず無料体験や資料請求などしっかりチェックしましょう。
家庭で子どもの知育に手が回らなくても、知育のプロにおまかせできるのがいいですよね。
とはいえ、通う時間や高額な月謝がかかるのがデメリット。
小学校受験や子どものために本格的な知育を取り入れたい方にオススメです。
⑤日常生活で知育を体験する
特別な道具などなくても、日常生活に工夫をすれば知育が体験できます。
普段の料理や掃除洗濯、家庭菜園などを子どもと一緒に取り組むことが実は知育にもなるんです。
とはいえ、0歳1歳の子どもに上記のことを1人でやるなんて無理ですよね。
工夫次第で簡単に取り入れられるけど、子どもの成長段階を見極めることが大切。
親がやればすぐに終わる家事も、子どもと一緒にやると時間が倍以上かかったり、もう一度やり直しで二度手間になったりもします。
時間に余裕があるときにオススメです。
知育を取り入れるときのポイント3つ
それでは、効果的に知育を取り入れるうえで、気をつけたいポイントが3つあります。
- 他の子どもと比べない
- 親子で一緒に楽しむ
- 子どもを見守る
知育ポイント①他の子どもと比べない
子どもの成長は人それぞれです。
でも判断基準がわかりづらくて、つい他の子どもと比べてしまいますよね。
小さい頃から他のこどもと比べられて育つと、自己肯定感が低下したり自信損失の恐れがあるので気をつけましょう。
うまくできない時も、その子のペースで楽しんで進めるようにサポートしてあげてくださいね。
知育ポイント②親子で一緒に楽しむ
親子で一緒に取り組むことで、大事なコミュニケーションやスキンシップがとれます。
知育玩具や知育教材などを与えて、ハイおしまいではありません。
大好きなパパママと一緒に楽しむことで、子どもは愛情を感じ安心して学べますよ。
とはいえ、四六時中子どもに付きっきりは難しいですよね。
「やらなきゃ」と気負いせず、できるときに、親子で一緒に楽しみましょう。
知育ポイント③子どもを見守る
知育教育は、子どもが楽しく取り組めることが重要です。
子どもがなかなかできなくても、すぐに手は出さず見守りましょう。
「なんでできないのかな」と、自分で考えて行動に移す大事なチャンスです。
とはいえ、サポートが必要な場合もあります。
子どもをよく見て、必要なときにそっとヒントをそばに置いたり声をかけてみたりしてくださいね。
子どものやり方を尊重して見守りましょう。
知育に関するよくある質問
A.知育は0歳から始められます。
一般的に0歳から6歳までが知育に適していると言われています。
なぜなら、人間の脳は2歳~5歳までに80%、6歳までに90%が完成すると考えられているからです。
A.目的があるかの違いです。
ただ遊んでいるように見えても、実はたくさんのことを考え、指や目を動かし知的能力をフル活動させています。
まとめ|知育で子どもの可能性を広げよう
知育について重要性や効果的な取り入れ方をお伝えしました。
- 知育とは教育の基本「三育」の1つ
- 知育は子ども自身が自分で学び考える力を育むこと
- 知育は思考力・考察力・判断力・行動力・想像力・表現力が養われる
まずは、子どもが興味を持つ環境を整えて知育を始めてくださいね。
おうちで気軽に知育を始めたい方は、知育玩具がオススメです。
子どもは成長過程でたくさん失敗を経験します。
その失敗をチャンスと捉えることができるよう、親がサポートしましょう。
ぜひ子どもの可能性を広げる知育を、親子で楽しみながら行ってください。